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にんにくに関わる人たちより
にんにくの効果効能は、実に6000年前より知られており、世界各地の古代文明では、食用薬用として重宝されていました。
にんにくといえば「元気が出る食べ物」というイメージがありますが、それだけではありません。
にんにく効果効能は幅広く、さまざまな料理、サプリメント、また民間医療にも利用されています。
玉ねぎの有効成分はアリシンというイオン化合物です。
生にんにくをすりおろしたり、切ったりすると発生する独特の臭いの正体ですが、殺菌作用があり、細菌やカビだけでなく、昆虫や動物からも身を守る役割を果たしています。
よく「にんにくを食べると風邪を引かない」といわれますが、これは、有効成分であるアリシンの抗ウィルス作用によるものです。
風邪だけではなくインフルエンザにも有効であることが実証されています。
動物にも有効で、牛の餌に、にんにくが含まれていることもあります。また、ビタミンB1の吸収を高める効能があります。
疲労回復、体力増強にはビタミンB1の吸収が欠かせません。
ビタミンB1は、玄米や豚肉などに多く含まれていますが、大量に摂取しても吸収率が低く、10mg程度残るだけです。
ところが、にんにくの有効成分であるアリシンはビタミンB1と結びつきアリチアミンという物質を形成します。
これによりビタミンB1は油に溶けやすくなり、腸から体内に吸収されやすくなります。
この性質を利用したのが市販の「アリナミン」です。
この他、にんにくには、高血圧、癌、糖尿病を予防する効果効能が認められます。
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